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DuPont in Japan

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Japan, 2002/12/10

溶剤の安全性評価の革新的ツール
デュポン、VHR(ベイパー・ハザード・レシオ)を開発、急速な普及が見込まれる

<ジャパンニュース>

 米国デュポン社(本社:デラウェア州ウィルミントン)は、物質の揮発特性に着目した革新的な溶剤の安全性評価ツールである「ベイパー・ハザード・レシオ」(Vapor Hazard Ratio、以下VHR)を開発し、今後、物質の蒸気圧特性に着目した革新的な溶剤の安全性評価ツールとして、注目を浴びています。

 VHRは、異なる有機溶剤の安全性を正確かつ容易に評価・比較することを可能にするツールとして、DBE(二塩基酸エステル)等の低毒性・低環境負荷を特徴とする溶剤開発で実績のあるデュポン技術陣により開発されました。溶剤を使用する各種ユーザー業界でも環境重視の声が急速に高まっていることから、今後の急速な普及が見込まれています。

 基本的に、VHRは各物質ごとに固有の蒸気圧から算出された空気中での飽和濃度を、それぞれの許容暴露限界濃度(OEL等)で除した値として算出され、これが小さいほど安全性が高いことを示します。物質の揮発特性を考慮に入れることで、異なる溶剤間での安全性の比較を極めて容易且つ適切に行うことを可能にしたものです。

 従来から、暴露限界濃度の大小が必ずしも安全性の比較指標とはなり得ないことは指摘されていましたが、効果的な比較指標が存在しなかったため、異なる溶剤等の安全性を比較検討することは困難でした。今後、VHRを評価指標として活用することで、事業者は、安全性に配慮した最適な溶剤選定を効率的に進めることが出来るようになります。また、デュポンは、VHRを活用した独自の技術サービスを提供することで、コンピュータプログラムを利用して、顧客の個別ニーズに合わせた最適な溶剤の選定もサポートしていきます。このように、今回の受賞はVHR自体の革新性に加え、ユーザー側にたった技術的な信頼性を確立した点が高く評価されたものです。

 なお、デュポン技術陣は、既にこのテーマに関して35件を越す論文を発表しており、化学、安全衛生等の分野での権威ある専門媒体・学会誌などに掲載されています。加えて、同社VHRチーム・メンバーは、「溶剤置換に関するワークショップ」 (2000年、米国EPAが共催) や2001年の「ヨーロッパ・コーティング・ショー」をはじめ、業界団体が参加する数多くのカンファレンスにおいて、VHRを軸とした溶剤の安全性評価手法に関する発表を行ってきています。こうした普及活動により、ドイツが化学物質評価の衛生安全基準にVHRの要件を採用するなど、VHRの使用は急速に拡がりを見せています。

 米国デュポン社では、毎秋、自社グループの商品や技術で顧客ニーズを捉え市場に貢献したものに デュポンマーケティング優秀賞を与えていますが、今年は、物質の揮発特性に着目した革新的な溶剤の安全性評価ツールであるVHRが同賞を受賞しました。

創業200周年と迎えたデュポンは、米国デラウェア州ウィルミントンに本社があるサイエンスカンパニーです。エレクトロニクス、アパレル、輸送、住宅・建築、農業、食品・栄養、ヘルスケア分野において科学的な発見や発明を基盤に、人々の生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。

以 上

この件に関するお問い合わせは、下記までお願いします。
デュポン株式会社 ナイロン原料事業部
TEL 03-5434-6128