U.S.A., 2003/02/19
21世紀のための持続可能性と統合的科学
<ニュース>
米国デュポン社中央研究所副所長のUma Chowdhry博士は、今週、コロラド州デンバーで開催された全米科学振興協会(AAAS)の年次総会および科学革新展覧会の前に「21世紀のための持続可能性と統合的科学」について講演しました。
「これまで化学工業は、生活水準の改善につながる製品の世界的需要にこたえ成長してきました。この成長は、化石燃料などの枯渇する可能性のある天然資源の利用を増やすことで達成されたもので、環境に悪影響をもたらすことがしばしばありました。しかしこの状況は変わってきています。
「デュポンは創業3世紀目を迎えるに当たり、環境への負荷を減らしながら社会や株主にとっての価値を高めるため、持続可能な成長を目指して自ら変革を遂げようとしています。バイオテクノロジーやナノテクノロジーなどの未来技術と化学や材料科学の分野における当社の強みを統合すれば、再生可能な資源を利用し、エネルギー消費や廃棄物を削減できる新しい製品やプロセスを開発する技術革新が期待できます。当社ではこれを『統合的科学を通じた持続可能性』と呼んでいます」とChowdhry博士は語っています。
デュポンは、200年の歴史の中で3回目の大きな変革を遂げようとしています。19世紀にデュポンは火薬会社として知られていました。20世紀には様々な化学製品を扱う会社となりました。そして今、デュポンは、化学と材料科学における強みとナノテクノロジーやバイオテクノロジーなどの未来技術との相乗効果を生かすサイエンスカンパニーとなったのです。
1990年代初頭から、デュポンは世界環境センターのゴールドメダルを始め数多くの賞を受賞し、企業による環境への取り組みのリーダーとして認められてきました。フォーチュン誌の「最も賞賛すべき企業」やフィナンシャル・タイムス・プライスウォーターハウスクーパースの「世界で最も尊敬される企業」などの調査でも、社会的責任や環境問題への取り組みで一貫して高得点を獲得しています。
持続可能性への取り組みの一環として、デュポンは既存の目標を補完する以下の4つの目標を2010年までに達成しようとしています。
- 非枯渇資源からもたらされる収入を2002年の14%から25%にまで引き上げる。
- 全世界の事業からの地球温暖化ガスの放出量(炭素当量)を1990年より65%削減する。
これについてはすでに68%を削減して目標を達成しています。
- 全エネルギー使用量を1990年の水準に保つ。
- 2010年には社の世界全体のエネルギー利用の10%を再生可能な資源からのものとする。
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持続可能性への取り組みの一環として、デュポンは先月、温室効果ガスを削減して排出権を取引するため、自主目標に基づくキャップ&トレード方式(規制・取引方式)で運営されるChicago Climate Exchangeの設立会員となりました。会員は、温室効果ガスの排出量を2006年までに自社の1998年-2001年の平均より4%削減することを約束しています。
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