U.S.A., 2004/06/02
米国デュポン社、KEVLAR®(ケブラー®)の製造設備拡大を発表
<ニュースレリース>
安全防護市場をリードする米国デュポン社(本社:デラウェア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:チャールズ・O・ホリデー・ジュニア)は、6月1日(米国時間)、高機能パラ系アラミド繊維
デュポンTMケブラー®の製造設備拡大計画を発表しました。
これにより、ケブラー®の生産量は世界全体で1割以上増加します。同プロジェクトへの投資額は約7,000万米ドルの予定で、すでに設備の調達を開始しています。稼働開始は2005年後半から2006年前半の間を予定しており、どの工場を対象とするかは、稼働開始予定日に合わせて最終的に決定します。
パラ系アラミド繊維ケブラー®の製造設備の拡大は、2000年以来、これで4回目となります。これは、他に類を見ない性能と高い強度を備えたケブラー®繊維に対して、世界各地で安全用途や高機能素材としての需要が高まっているためです。デュポンでは設備の拡大だけでなく、シックスシグマ・プロセスを利用して既存設備の生産性を最大に引き上げることによっても、引き続き生産能力を高めていきます。
「世界中で安全やセキュリティーに対するニーズが高まっていることから、ケブラー®に対する需要も世界的に急増している。さらには、軽量で丈夫なケブラー®繊維を利用して保護性能や機能を高めた新しい用途も開発中だ。この設備拡大は、ケブラー®事業を成長させ、高機能繊維市場におけるデュポンのリーダーシップを維持し、顧客がデュポンに期待する革新を実現する上で欠かせない一歩と言えるだろう」とデュポン高機能繊維システムズのウィリアム・J・ハーヴィー副社長兼ゼネラル・マネージャーは語っています。
2000年から2003年にかけて、デュポンはヴァージニア州リッチモンドおよび北アイルランド、メイダウンの工場で、ケブラー®高機能繊維の製造設備を拡大する3つのプロジェクトを無事完了しました。2003年と今回発表された拡大計画では、いずれもデュポンが開発し特許を所有するニュー・ファイバー・テクノロジー(NFT)を採用しています。
ケブラー®は、軽量かつ強度に優れ、快適かつ高い保護性能を備えています。同重量の鉄に比べ強度は5倍あり、確かな機能と強靭さを実現します。このような並外れた特性をバランスよく備えてケブラー®は、防弾チョッキ、切傷抵抗手袋から、竜巻や爆風に耐える建物などの新市場まで、幅広い用途で使われています。
ケブラー®の用途として最もよく知られているのは、防弾・防ナイフチョッキです。防弾チョッキを着用することによって、死亡や、障害を残す怪我をまぬがれた警察官は、これまでに3,000人近くにのぼります。さらに1991年の湾岸戦争以来、米軍の戦闘兵は全員ケブラー®製ヘルメットを着用しています。
ケブラー®繊維は、防弾チョッキ、保護服、高機能素材、消費者向け製品など、様々な安全用途および高機能用途で、軽く丈夫な製品づくりに貢献しています。また、世界のすべての主要地域に事務所を構え、世界市場に向けて事業を展開しており、北アイルランド、日本、米国に製造設備を持っています。
1802年に創立されたデュポン社は、米国デラウェア州ウィルミントンに本社を置くサイエンス・カンパニーです。世界70カ国余りに拠点があり、エレクトロニクス、輸送、住宅・建築、通信、農業、栄養食品、安全・保護、アパレル分野で、科学的な発見や発明を基盤に、人々の生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。

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注)デュポンTM及びKEVLAR®(ケブラー®)は、米国デュポン社の商標及び登録商標です。