Japan, 2006/12/12
米国デュポン社、植物バイオテクノロジーへの投資を拡大
食品および農作物保護製品事業については合理化を推進
費用の削減分は主に種子製品の研究開発に再投資
<参考資料>


米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者、チャールズ・O・ホリデー・ジュニア)は、12月11日(米国時間)、農業・食品関連事業部門において、植物バイオテクノロジーなど高価値成長分野への投資を拡大する計画を発表しました。その一方で、農作物保護製品や食品事業において伸び悩み状態にある分野については、年間でおよそ1億ドルの費用を削減し、競争力の改善を図ります。

本計画に基づき、デュポンはコスト削減分の1億ドルを種子事業に再投資します。これら一連の措置は、種子製品市場における同社の競争力を高め、バイオ技術による次世代型種子製品の市場への導入速度がさらに早まるものと期待されています。 「当社の顧客および株主のため、最も価値の高い成長分野に当社の資本および資源を割り当てるための調整を積極的に行っていく」と米国デュポン社農業・食品関連事業部門担当上席副社長のJ・エリック・フィアウォルドは述べています。

デュポンは食品および農作物保護製品事業について、製造資産の整理統合、技術センターの活用、製品のマーケティング戦略の見直しを行います。
これら改編の一環として、全世界でおよそ10カ所の製造部門の閉鎖または縮小、およそ1,500人の人員削減を実施することとなり、ほとんどが2007年中に完了となる見通しです。現在の推定値に基づき、デュポンでは、事業再編および資産減損にかかる費用としておよそ2億ドルを2006年第4四半期に計上します。
「こうした活動の結果、当社の種子事業に対する期待がさらに増すことになるだろう」とフィアウォルドは述べています。「当社の種子製品は世界中で非常に良好な業績をあげている。当社製品による収量の優位性が2006年に向上していることから、2007年の業績において財務実績に格段の改善が見られることが予想される」
2006年は顧客向け製品の業績が好調であったことと並んで、今年実施された研究ではデュポンが共同開発した害虫耐性種子Herculex® XTRAが、現状では市場で最も優れた害虫耐性種子であることが明らかになりました。今後の見通しでは、2007年植え付け用に北米地域からの種子製品の受注が極めて旺盛なものになると予想されています。同社では、「3つの遺伝子を組み入れた」トウモロコシのハイブリッド種の売上が2006年の10倍に上るとし、この事業によるエーカーあたりの利益の大幅増を見込んでいます。

中南米地域では、ブラジルその他の国々におけるトウモロコシ、大豆、害虫防除および大豆タンパク製品の販売量が伸びたことから、売上は2006年、初めて10億ドルの大台を超えました。種子製品の優れた性能や、picoxystrobin (ピコキシストロビン)など新しい農作物保護製品の発売により、ブラジルでは農業経済が困難に直面している状況にもかかわらず、業績に伸びが見られました。ブラジルでの売上増は、この地域で2006年第4四半期の業績が前年同期を上回ることに寄与するものとなります。加えて、北米以外の地域における種子製品の売上も2006年に初めて10億ドルの大台を超えました。

また、デュポンは除草剤耐性のOptimum™GAT™の提供を開始する方向で進めていますが、これにより、農家では新たに収量の最大化をもたらすグリホサート耐性大豆の種子を選ぶことが可能となります。本製品はまた、デュポンのスルホニル尿素系除草剤の利用拡大など、農作物の安全と雑草防除を目的とする選択肢に改善をもたらすものとなります。
このほか、当社の農業・食品関連事業部門の計画での成長分野は以下の通りです。

- 種子事業の営業およびマーケティング資源の増加。
- 2008年に販売予定の次世代型の超低毒性殺虫剤、Rynaxypyr™などを含む開発パイプライン上にあるより安全な農作物保護製品への投資。
- ソレイ社のSoleCina™の拡販。これにより、食品加工業者はソレイ社特許の植物および食肉タンパク質のブレンド製品を使って栄養価の高い最終製品を製造することが可能となります。
- Crystalon™縦型液体充填技術の提供開始。
- 全事業について、ブラジル、東ヨーロッパ/ロシア、インド、中国といった市場への継続投資。
- 第1級を誇る各種バイオ燃料技術の推進。
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「この先私たちを待ち受けている様々な機会に興奮を感じる一方、従業員にとっては厳しい時期が到来することを重く受け止めている」とフィアウォルドは語っています。「今回の改編で影響を受ける人々については、彼らのデュポン内外での異動に関し支援の提供を約束する」
再配置が不可能な場合、これら従業員には当該国および当該企業の慣例に従い支援が提供されることとなります。本計画についての詳細は後日になります。
本日発表しました当社の措置は、投下資本に対する利益率を向上させることを目的として当社が実施する資源および資本の再配置の一部です。
デュポンは、科学的な発見や発明を基盤に製品やサービスを提供する企業です。創立は1802年、本社は米国デラウエア州ウィルミントンに置かれています。世界70カ国余りに拠点があり、農業・食品関連、建築・建設、通信、輸送の分野で、革新的な製品やサービスをお届けしています。世界中の人々の生活をより安全で豊かにするために、科学の力を生かした持続可能なソリューションを創出しています。
デュポンオーバルマーク、デュポン
TM、およびTMが付記されている製品および技術は米国デュポン社及び関連会社の商標あるいは登録商標です。

以上
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デュポン株式会社 広報部
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