Japan, 2007/12/05
米国デュポン社、自動車の人気色ランキングを発表
米国デュポン社、自動車の人気色ランキングを発表
55年目の本調査では、人気ナンバーワンの座はシルバーからホワイトへ
米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:チャールズ・O・ホリデー・ジュニア)は、12月4日(米国時間)、同社が全世界を対象に実施した、『2007年度デュポンオートカラー調査(DuPont 2007 Global Color Popularity Report)』の結果をミシガン州トロイで発表しました。結果によると、自動車の世界では、シルバーカラーは、もはや決定的なチャンピオンではなくなったようです。

車両のボディーカラーとして、過去7年間にわたり人気第1位を維持してきたシルバーですが、今年はホワイト/ホワイトパールが重要な1地域および2カ国においてトップに踊り出た結果、熾烈な競争に直面することとなりました。デュポン オートモーティブシステムズ事業部が取りまとめた調査報告によれば、北アメリカ地域では、ホワイト/ホワイトパール、シルバー、およびブラック/ブラックエフェクトがほぼ同率1位で、ホワイト/ホワイトパールが僅差でトップの座を獲得しました。日本ではホワイトがシルバーに取って代わり、またメキシコでは2位のグレーに2倍以上の差をつけ、ホワイトが傑出して1位となりました。

デュポンでは、55年以上にわたって色に関する統計データを追跡し、色の好みに基づくトレンドを発表しています。今年はホワイト/ホワイトパールがトレンドの流れを変える色であり、長期的には今後、新たにブラックメタリックその他の色彩が人気を増してくるものと予測しています。また、レッドも引き続き人気度を上げており、ほぼすべてのカテゴリーにおいて、今まで以上に鮮やかな色合いが人気を確保しつつあります。

「当社の顧客は、つや消し仕上げやメタリック・パールなどを使用した暖色系ニュートラルカラーといった、ニッチな色使いや効果に注目しています」とデュポン オートモーティブシステムズ事業部、カラーマーケティングおよび技術マネージャーのカレン・サーシナは語っています。「ホワイト/ホワイトパールの人気上昇とシルバーの長期的流行は、今後最も人気を集める色がよりドラマチックな色合いに移っていく可能性があることを示しています」

「今年のデュポンの調査でホワイト/ホワイトパールの人気が上がっていますが、わたしたちには意外な結果ではありません」とパントン・カラー・インスティテュートのエグゼクティブディレクターでColor: Messages and Meaningsの著者、リアトリス・アイゼマンは語っています。

「これは、家具インテリアやファッション、消費財や工業デザインに見られる世界的トレンドに沿ったもので、ホワイトへの回帰は、いわば変化が起こる前の清澄、浄化とミニマリズムを反映したものです」とアイゼマンは続けます。「また、ホワイトはファッションを主張する色とされています。車がファッションを主張する手段の一つであるなら、消費者の好みも白で合致します。ホワイトパールという色自体はいくつかの色を掛け合わせたものですが、実質的にはホワイトのバリエーションを実現し、変化の可能性をもたらしています」

本年度のデュポンのオートカラー調査は、車両のカテゴリー全般を対象に調査を実施し、かつ地理的領域別に結果をまとめたもので、この種の調査ではユニークな内容となっています。2007年からの試みとして、国別データにメキシコとブラジルが加わりました。デュポンが実施する本調査は、消費者が選んだ車のボディーカラーのトレンドを分析・予測する上で信頼できる基準としての役割を守っており、自動車産業における指標の一つとなっています。その影響は自動車市場に留まらず、家具インテリア、家庭用電化製品、ファッションなど、他の産業にまで波及しています。


色に見る世界のトレンド

「ホワイトパールとブラックエフェクトの人気の伸びは、メタリックおよび色相の違った仕上がりなど、特殊な効果を使った2つのニュートラルな色合いの存在を示しています」とデュポンのサーシナは説明しています。「この傾向は、顧客がより高い水準のオーダーメイドやセンスを追求する上で、無難な色空間をもたらすものとなります」

ファッション産業と同様に、塗料メーカーも、毎年自動車メーカー向けに正式な発表の形で、カラー「コレクション」を提案しています。デュポンが発表した今年のカラーショーでは、「カラーで勝負」(Winning with Color)をテーマに、世代にわたり世界中で行われている数々のゲームにスポットを当てました。当社は今年、顧客向けに遊び心たっぷりのネーミングでカラーを紹介しています。ホイットニー・ホワイト、グウェンドリン・グレー、ロジャー・ロケット(わずかに青みがかったホワイト)、レミントン・レッド、ジゼル・グレーシャー(ホワイト)、ギャビー・ゴールドフィッシュ(オレンジ)、ネモ・ナイト(ダークブルー)などはその一例です。「世界的にニュートラルな色使いが優勢であることから、顧客の好みがより一層世界共通のものになってきていることがわかります」とサーシナは語っています。

グローバルな視点で捉えた場合、全般的な人気として、より多くの関心がシルバーからグレーの方に移行し始めています。ホワイト/ホワイトパールは、トラックやSUV向けのカラーとして、生産台数が多いことからも、引き続き非常に重要な位置づけにあります。また、このことは高級車およびその他の種類の車両におけるホワイト/ホワイトパールの人気上昇にも反映されています。レッドの人気は世界規模で大きな高まりを見せており、全体で2%の伸びを示しています。

「特にレッドは車で個性を表現したいと思っている人々の間で人気の高いカラーとなっています」とサーシナは語っています。「大量生産品を自分仕様に変えることのできる、マス・カスタマイゼーションに関心を寄せる人々の選択肢の一つとして、レッドやオレンジといった鮮やかな色に人気の伸びが見られます」


地域および特定の国ごとの人気色データ

-
ホワイト/ホワイトパールが人気度では市場全体の19%、トラック/SUVカテゴリーでは26%を獲得して第1位に。北アメリカ地域の高級車市場では、ホワイト/ホワイトパールは人気の上でブラックと同率1位となっています。一方、シルバーは中型/CUVおよびコンパクト/スポーツ車のカテゴリーでトップの人気を維持していますが、前年比での人気度は全体で5%下落しています。
-
北アメリカと同様に、ホワイト/ホワイトパールが首位を占め、メキシコでは国内市場全体で32%の高い人気を獲得しています。グレーとレッドがこれに続いて人気色トップ3を形成していますが、割合としてはそれぞれ15%、13%となっています。
-
今回、本調査の国別データで単独デビューを飾ったブラジルでは、シルバーが国内市場全体で
34%の人気度を獲得し、
1位に。
2位のブラックは
1位との差を大きく開けて
23%、続いて
3位のグレーは
15%の人気率です。
-
ブラックが前年比1%増、市場全体でおよそ25%の人気度を獲得し、シルバーを上回り、手堅くトップの座を手にしました。ヨーロッパではほぼすべてのカテゴリーでブラックが1位の座を確立しています。唯一、MPVカテゴリーでは3位。アメリカ人の好みと同様、ブラックのメタリックエフェクトも支持率を上げています。また、グレー、あるいはブルーやレッドといった鮮やかなベーシックカラーに対する明確なこだわりについても、今後の可能性をうかがうことができます。
-
市場全般では、昨年と同じ人気度24%でホワイト/ホワイトパールが1位となりました。シルバーは僅差の22%で2位に。前年比で人気度は5%下落しました。北アメリカと同様、日本においてもシルバーは中型およびコンパクト/スポーツ車のカテゴリーでトップの座を守っています。
-
シルバーとブラックの人気が拮抗しており、1%の差でシルバーが1位となりました。続いて、ホワイト/ホワイトパール、ブルー、およびレッドが中国での人気上位5色となり、その後にグレーが続いています。
-
市場全体では、シルバーが39%の人気度でトップとなっています。続いて、ホワイト/ホワイトパールが25%、ブラックおよびブラックエフェクトが22%の人気を獲得しています。

「デュポンでは、地域および国ごとの色の好みを調査することで、ダイナミックな自動車市場の世界規模での色の選択に関し、顧客のニーズにより適切な対応を行うことができると考えています」とサーシナは語っています。「この人気色動向は、当社から見たカラートレンドや、将来に向け開発しているカラーのバリエーションについて、直接取引いただいている顧客や自動車メーカーと話を進める上で素晴らしい効果をもたらしています」

デュポンは、科学的な発見や発明を基盤に製品やサービスを提供する企業です。創立は1802年、本社は米国デラウエア州ウィルミントンに置かれています。世界70カ国余りに拠点があり、農業・食品関連、建築・建設、通信、輸送の分野で、革新的な製品やサービスをお届けしています。世界中の人々の生活をより安全で豊かにするために、科学の力を生かした持続可能なソリューションを創出しています。


# # #
