Japan, 2008/01/21
米国デュポン社、ドイツの塗料メーカーに画期的な自動車塗装技術
“DuPont EcoConcept”を供与
自動車メーカーのエネルギーおよび資本コストの削減に寄与
米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:チャールズ・O・ホリデー・ジュニア)は1月16日(米国時間)、欧州の自動車向け塗料メーカーで、ドイツ企業のボリング&ケンパー社(Bolling & Kemper、本社:ドイツ・ケルン市)との間に、デュポンのコーティング技術であるDuPont EcoConcept(デュポン エコ・コンセプト)についてライセンス契約を締結したと発表しました。この技術により、自動車メーカーは、エネルギー使用量、環境排出物および資本コストを大幅に削減することが可能となります。
ケルンに本拠を置くボリング&ケンパー社は、本ライセンス契約の下、ドイツおよび ヨーロッパの他の地域に所在する自動車工場向けにDuPont EcoConcept用の水性ベースコートを製造、販売します。
DuPont EcoConceptのコーティング技術は、権威ある自動車業界誌『オートモーティブニュース』が毎年開催するコンテストにおいて、デュポンが2007年最大の栄誉であるPACE賞を受賞したことによって、広く知られるようになりました。
「世界の自動車産業は今日、いまだかつてない競争にさらされており、あらゆるコスト面で優位に立つことが極めて重要になっている」「本技術は、識別および測定が可能でかつ大幅なコストの削減と環境保全を実現し、自動車メーカーに多くのメリットをもたらしている」とデュポンオートモーティブシステムズのマーティー・マッケード副社長兼ゼネラルマネージャーは語っています。
EcoConceptではプライマーサーフェサーといわれる中塗工程を排除し、環境に優しい水性ベースコートにその機能を集約させました。その結果、自動車製造ラインから中塗工程の塗装ブースや焼付ブースといった設備が不用になります。
特に、本技術は塗装プロセスにおけるエネルギー消費量および溶剤の排出量をおよそ25%削減します。また、生産車両1台につき45~50キログラムの二酸化炭素の排出を削減します。2つの塗装プロセスを1つに集約することにより、従来の3層塗装プロセスに要する時間と設備費用の削減が可能となります。
デュポンのEcoConcept技術は、すでにメキシコおよびスペインにあるフォルクス ワーゲンの工場で採用されています。今回ボリング&ケンパー社とライセンス契約を締結したことで、今後ますます多くの自動車メーカーに本技術を導入いただけると考えています。
18年前、環境保全に関する目標を最初に公表した企業の一つであるデュポンは、持続可能性についての新しい公約の対象範囲を拡大し、環境負荷を削減するだけでなく、売上や研究開発への投資といった、市場から期待される目標も含めた新しい目標を発表しました。その目標は、ビジネスの成長、特に自動車、電気、包装など、グローバルでの主要な市場に対し、より安全で環境対応に優れた新製品の開発と直接結びついています。
デュポンは、科学的な発見や発明を基盤に製品やサービスを提供する企業です。創立は1802年、本社は米国デラウエア州ウィルミントンに置かれています。世界70カ国余りに拠点があり、農業・食品関連、建築・建設、通信、輸送の分野で、革新的な製品やサービスをお届けしています。世界中の人々の生活をより安全で豊かにするために、科学の力を生かした持続可能なソリューションを創出しています。
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